タイヤの履き替えとは?で注意する事、自分でやるための道具など

本日は、気温も上昇してきており履き替え作業が多く入庫いたしました。ご来店いただき、誠にありがとうございます。ご近所の方でもご年齢によりタイヤを積み込むのもしんどい!と、タイヤとお車を同時にあずかって作業。ってのもOKです!まだまだ富山県では、ご家庭で交換されるケースも多いと思います。リスクもあるタイヤ交換ですので、記事として掲載してみました。

車のタイヤ履き替えとは?

タイヤの交換、履き替え

車の履き替えとは、古くなったタイヤや摩耗が進んだタイヤを新しいものに交換することを指します。

一般的には、「タイヤの交換」と一括りの言葉になるケースが多いです。新しいタイヤを購入して組み替えを行って取付する場合はタイヤ交換。夏タイヤも冬タイヤもホイールに組み込まれたものを車に付替えするのが「履き替え」になります。

車のタイヤの製造年確認方法

タイヤの製造年はDOT番号(Department of Transportation number)で確認できます。その、DOT番号はタイヤの側面に刻印されています。その刻印の、最後の4桁が製造年と製造週を示しています。

タイヤの製造年月、製造年と週の見方を紹介

※ブリヂストンタイヤメーカーサイトより

タイヤの交換時期

タイヤは、夏・冬の履き替えが無いエリアで一般的に3年程度。履き替えがある降雪エリアでも、5年程度で交換時期になります。

タイヤの交換時期は一般的に溝の残り具合や摩耗の状態。それに加えて、タイヤの製造年などに基づいて判断されます。タイヤの溝が法定の最低深さ以下になった場合や偏摩耗が生じた場合。(通常タイヤは残り1.6mmのところにプラットホームという交換時期お知らせサインがあります)。

また、タイヤの製造年が6年以上経過している場合は交換を検討する必要があります。ゴム製品ですので劣化が激しい場合は、バーストという破裂する可能性もあります。

タイヤ履き替え時の手順

タイヤの履き替えは、専門のメカニックによって行われることが一般的です。しかし、雪国では自身やご家族の方が交換されるケースも多いと思います。そこで、基本的な手順を説明いたします。

1、周囲の安全を確認し、水平な場所で車をジャッキアップし、タイヤを外す。

2、新しいタイヤを取り付け、対角線ごとに適切に締め付ける。適切にとは、厳密にはトルク(締め付ける強さを管理した方が好ましいです。)

3、タイヤを下ろし、車を安全な位置に戻す。

4、タイヤの空気圧を調整します。

タイヤ履き替えで注意する事!

タイヤを履き替える際には以下の点に注意する必要があります。

1、正しいタイヤサイズとタイプを選択する。

2、ホイールを締め付ける際の、締め付けトルクを適切に調整する。クロスレンチ等で踏むのはほぼ締めすぎとなります。このような、踏みつけ締め込みは厳禁です。なぜなら、作業は次回の履き替え時に車両側のボルトを痛めたり・折れたりするケースを誘発します。

タイヤ交換・履き替え時はトルクレンチを使用

正直、整備もする立場からしますと、このトルク管理が最重要だと思います。仮に、弱い力でも正確に同じ力が各ナットに加わっている状況だと確実に外れにくくなります。しかし、1か所だけ強く締まっているなどバランスが悪い場合は、外れる可能性が高まります。締め付けのバランスは非常に重要だと思おいます。ただし、強く締めれば良いという訳でもない点が難しいですね。

そこで、最後の確認にトルクレンチの使用をおすすめします。

3、ナットは適切なナットで締めこむことが重要です。特に、トヨタ・ホンダは純正形状のナットと社外品を止めるナットはほぼ100%違う種類のナットです。しっかり締まりませんので要注意です。

4、タイヤの空気圧を定期的に確認し、適切にメンテナンスする

5、タイヤの交換作業中は安全第一です。ジャッキやブロックを使用して車をサポートする。

6、タイヤ履き替えのまとめ

タイヤの履き替えは、その作業自体は難しいものでは有りません。しかし、ジャッキアップする場所やトルク・ナットなど様々な知識は必要です。そして、安易に取り組んだ結果は脱輪などの大きな事故につながる傾向にあります。

正しい知識で正しい作業を行いましょう。なお、当店でも履き替え作業は可能ですので、ぜひご来店ください!

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